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香田 有哉
no journal, ,
「ふげん」の廃止措置で解体撤去作業の対象とする基礎架台コンクリートについては、「放射性廃棄物でない廃棄物(NR)として処理・処分することを目標としている。基礎コンクリートにおいては、経年劣化等により表層にヒビ割れを有する場合、液体(放射性物質等)がヒビ割れ部に浸透している可能性が必ずしも否定できないことから、当該ヒビ割れ部を分離する必要がある。そこで平成25年度同事業にて試作機を作製しており、一定の成果(切削深さ30mm、粉塵飛散防止)を得ることはできた。しかしながら、新たに抽出された課題や未達成課題を解決するために、当該試作機を改良する必要があることから、第32回オープンセミナーにて技術課題として提示するものである。
林 宏一; 副島 吾郎; 水井 宏之; 佐野 一哉
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原子炉施設の汚染状況の調査における試料採取作業では、施設内の金属製の配管から試料を採取した後、別途、核種分析に適した形状に試料を加工し、核種分析を行っている。ここで、配管から直接、核種分析に適した形状で試料を採取することができれば、試料加工に要する工程の短縮や試料加工作業で生じる廃棄物を低減することが可能であるが、作業性の悪い現場環境では現状の切断工具のみで採取することは困難である。本件は、上記の課題を解決するために、技術課題促進事業の公募として実施される第32回オープンセミナーにおいて、金属製の配管から直接、核種分析に適した形状の試料を採取する可搬型工具の試作を提案するものである。
手塚 将志; 中村 保之; 佐野 一哉
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現在「ふげん」で実施している設備の解体作業において、狭隘環境における作業では、作業性が低下し作業員の負荷となっている。このため、解体対象設備や作業環境に応じて遠隔機能による切断工法を採用することにより作業員の負荷低減を図ることを検討し、切断工法は、切断ヘッドの小型軽量化が可能な熱的切断工法を採用する。本件では、狭隘環境での熱交換器の解体作業を想定し、熱的切断工法のうちレーザ切断工法を用いることとし、レーザ切断ヘッドを高さ方向(Y軸)に伸縮又は連結による長さ1mから2mで調整可能な架台に、サーボモータ等により移動速度が500mm/minから2000mm/min程度の一定速度で走行させる駆動機構を取り付けて遠隔切断ができる架台一式を試作する。また、架台の固定は原則としてアンカーを設置せず足場パイプ等に固定する方法とし、架台一式は可搬性を考慮し可能な限り軽量化を図る。試作品においては、架台に掛かるレーザ切断ヘッド荷重を5kgfと想定して、設定した一定速度で安定走行が可能であることを確認する。
中村 保之
no journal, ,
「ふげん」で実施している設備の解体作業において、厚板等の切断に時間を要する設備は、作業員の負担を軽減するためにロボットに切断装置を取り付け遠隔解体の併用を予定している。しかしながら、ロボットは可搬台車付きで重量は約900kg、旋回半径は約2mあり、更に動作時はモーメントがかかり転倒する危険性が高い。このため、使用の際には、一般的に床にアンカーボルトで固定する必要があり、アンカーボルトの取付け、取外し作業が発生するとともに、損傷した床を補修する必要があり、工期が長期化する。本件は、上記の課題を解決するために、技術課題解決促進事業の公募として実施される第32回オープンセミナーにおいて、狭隘環境での使用を考慮し、伸縮構造や張出す方向を任意に変更できるロボット固定用のアウトリガーの試作を募集するものである。